you me

Toshifumi Tafuku


自分の作品について考えていて、やっぱり自分の作品の中で核となるものは本だよなと思った。
要するに自分でインクジェットプリントして作った写真集だ。人に一番見てもらいたいものでもある。何を見てもらいたいかってやっぱり写真集を見てもらいたい(今、写真新世紀展に置いてあるので行けば見れます)
オリジナルブック。税込み25万円で良ければ売ります。エディションナンバーは10です。
Webで見せる写真っていうのは誰かがデッサンだと言っていたと思うが僕にとってもデッサンのようなものかもしれない。でもデッサンだって作品かも知れないけど。
プリントっていうのは今の僕にとっては、最低限こういう見せ方も出来ますよというものに過ぎないかもしれない。基本デジカメで撮ってるからしょうがない部分はあるが。アナログプリントが出来ないと言う意味で。
そもそも何で僕はデジカメで撮ってるんだろう。もちろん色々な理由があるが基本は金がないからかもしれない。
僕でも金が腐るほどあればカラーフィルムで撮るだろうね多分。フィルムで嫌なのは人任せにしないと何にも出来ないこと。カラーと比べてモノクロはもっと簡単だと思うけど今はやる気がしない。
というか僕も実は去年まではモノクロの暗室道具一式は持ってた。でも使わないからヤフオクで売っぱらった(良い値段で売れた)
まあそれはそうと、もちろん金を使えば良い暗室も作れて良い機材もそろえられるだろうから問題ないんだけど。
やっぱり自分で色々コントロールしないと気がすまないっていうところはある。デジタルだったら容易にそれが出来るからね。お金もそこまでかからないし。
でもこれからはもうちょっと色々考えていかないとダメかなとも思ってる。





アサヒカメラを立ち読みしていると、佐内正史さんのインタビューが載っていた。
佐内さんは自分のレーベルを立ち上げてこれからはそのレーベルから作品としての写真集を出すんだと。当面はネット販売で売ると書いてあった。
僕もいつか写真集を印刷して出すなら自分のレーベルから出したいなとか思った。